会社退職に伴う確定拠出年金の移行
4月に会社を退職して、たくさんの退職関連書類が届きます。
そのうちの一つが「確定拠出年金」です。
確定拠出年金とは
加入者が毎月掛け金を拠出し(出し)運用することにより将来年金として受け取れる制度です。
「企業型」「個人型」があります。
「企業型」は企業が拠出をして、運用は自分でする方法です。
会社を退職するとどうなる?
私の前職の会社では「企業型確定拠出年金」に加入しており、退職すると資格喪失となります。
私の場合は「個人型確定拠出年金」に移管しないといけません。
イデコと呼ばれるものです。
これは退職したからといって、すべての人がこうではありません。
会社・人により様々です。
手続きは退職から6ヶ月以内にしないといけません。
なので移管先をどこにするか各証券会社を調べていました。
早くしておかないと忘れそうです。
移管は6ヶ月以内に
忘れていて、6ヶ月経った場合は国民年金基金連合会に自動移管されます。
そうなると余分な手数料などがかかります。
と、知っている風に書いていますが、昨日資格喪失の書類が来た時は「???」でした。
確定拠出年金と確定給付年金は違う
確定拠出年金に会社から加入していたことは知っていましたが、退職したらどうなるとかわかっていませんでした。
これと似たような言葉で「確定給付年金」というものがあります。
「確定給付年金」とは
確定給付年金は、給付の額の算定方法が、制度資産の利回りに直接基づかず、加入者の勤務期間や給与などの要素に基づく計算式が定められている年金制度のことをいう。
受け取り方法は将来年金で受け取る方法と一時金で受け取る方法があります。
先に確定給付年金の書類がきたので、何が違うの?と思い、正社員になった時にもらった会社の年金制度の冊子を見て、別物だと理解できました。
確定拠出年金移管先
個人型確定拠出年金は運用先により運用手数料が異なります。
よく「手数料無料」という文字を見ます。
が、その証券会社などの取り分は無料・0円だけど、運用手数料や移管手数料はかかりますので注意が必要です。
モヤモヤするよりまず電話です。
まだお若い方なら40年近く運用することになるので、手数料もよく考えなければいけません。
私は金融のプロではないのでどこが何円、絶対お得などは言えません。
手数料が安くても、実店舗がないと不安とか、人によりどこで運用するのが得策かは個人で考えが違います。
口座をたくさん増やすのも嫌だなあ、なども思います。
今はいいけど、60歳になった時に大丈夫かな、とか。
個人型から個人型へ移管もできます。
最後に
考えてみれば「確定給付年金」も「確定拠出年金」も会社がお金を出してくれていました。
うちの会社は資格階級ごとに出してくれる金額も違っていました。
私の場合管理職だったのでその下の階級と雲泥の差の金額でした。
私はパート入社から途中で正社員に登用され、このような恩恵を受けました。
長時間の社会保険加入のパート制度もありますが、これらの年金制度がありません。
本当に登用の話がきた時に断らなくてよかったーと思いました。
そして、早くに資格等級をあげていたのもよかったです。
企業に勤めるのはこのような面でも守られています。
なんにも考えなくても老後資金を貯めてくれているのですから。
個人事業をする=老後の資金も自分でなんとかするです。